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アリスソフトより発売されたエロゲ、「ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう」の感想記事です。
☆公式サイト
www.alicesoft.com
☆製品概要/主要スタッフ(人名は敬称略)
☆公式のあらすじ
ここに住む市民らは一企業にすべてを制御される生活を送っているが、
不満も疑問も抱く事はなく、与えられる平和を享受していた。
しかしこの高潔な街にも『抗亜』――そう呼ばれる不穏分子は存在し、
武器を手にヒトやモノを奪う『ヒトカリ』、身体で資金を稼がせる『ハルウリ』など、
秩序を否定する行為を繰り返していた。
勢いを増す抗亜、存在抹消を図る企業、やがて来る『生誕祭』。
全てを喰らいながら、街は大きく動き始める――
(公式サイトより)
☆OP:ドーナドーナのうた/作詞:仲村芽衣子,作曲:水夏える,歌唱:月乃
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*極力シナリオ面でのネタバレは避けています。
*ゲーム内の「画像を保存」機能を使ったスクショ(お気に入りのジンザイのスクショ等、物語に関係がないところ)を含みます。
*メインシナリオを最後まで+ヒロインのエピローグを一人分(メディコ)見た段階での感想です。
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目次
*クリアしましたよ、というだけのスクショ。エピソード名と番号は伏せ。
☆シナリオ(とちょっとキャラ)
プレイ前は”周回前提で話はあっさりしてそう(そんなに尺なさそう)”だと予想していたのですが、終えてみれば話のほうもけっこうボリュームがありました。敵やライバルクランが本気でかかってくればくるほど緊迫感が増して面白かったです。そういう意味で、中盤らへんから出てくるお嬢さんが悪役としてめちゃくちゃ好き。(個人的にはそのあたりのVS某クランと、最終決戦らへんが一番盛り上がりました)
一番「楽しかった」のはナユタみんなでバカ騒ぎしてるときかもしれません。皆キャラが立っている上に苦楽を共に乗り越えてきた感があるので、プレイしながらどんどんメンバーが好きになりました。もっとみんなで過ごしたかった。男子二人のイベントはだいたいバカやってて楽しいのでおすすめです。
他、ちょいちょい入る恋愛要素も刺さりました。主に菊千代。菊千代がメインヒロインか?と思うレベルで、中盤はだいぶ恋愛物のヒロインムーヴをしていました。もどかしい/初々しい/ラブコメのハーレム状態くらいの恋愛要素で大変自分好み。
自分はヒロインのピンチに奮闘するシチュが好きなのでそれ系の展開が沢山あって大変燃えたのですが、そうでもない人は「またか」になるかもしれません。
品須氏とムラサキ氏+シオン殿けっこう好きだったので、最後のほうまで出番あって嬉しかったです。スタンスや志は違えどみんな亜総義に思うところあるんだなという感じ。亜総義の統治する世界もたいがい非人道的(管理国家?)で親玉連中もブラックなので、プレイヤー側も「潰してやるぜ!」と意気込みやすいのが良い。最後の「やってやった」ときの一枚絵が大好きです。
だれないように削ったのかなとも思うのですが、サブキャラ含めてみんな好きだっただけに、最後もうちょっと生誕祭直後のこととか書いて欲しかったなという気持ちがあります。(ナユタが好きだったので、最後に揃ってるCGが見たかった)最後のタイトル画面に戻るところで「急に戻ったな」と感じたので、もう少し余韻が欲しかったかも。
追記:wiki見たらノーマル(キャラなし)エンドがあるらしく、それがナユタエンドっぽい感じで一番〆っぽいとかなんとか。キャラエンドとは別に確定で入れて欲しかったですね。
☆テキスト
そのときそのときで話に必要な情報を出している感じ。メインシナリオに地の文がないのもあり、テキストのテンポはいいです。(エロシーンは地の文有)
もう少し掘り下げられそうな人やワードがけっこうあるので、人によっては「もっと説明してくれよ」と思うかもしれない。個人的には情報不足ではないしゲーム部分との兼ね合い考えるとあれが良いんだと思ってはいますが、さておきどこかで色々書いてほしい気持ちはあります。
☆エロ(と他のCG)
エロCG枚数と差分数の圧倒的質と数。そしてシチュ。エロい目に合う女性キャラの数も多い。「(例のお嬢さんとか)自分の手でわからせたかった」みたいなシチュへの欲求はあれど、「このキャラのエロが見たい」願望はだいたい叶えてくれました。
自分はユニークヒロインは二周目のお楽しみにするつもりで衣縫ちゃん以外はまだ捕まえていないのですが、メインヒロイン勢の好感度上げたときのエロ+シナリオ中に確定で入るエロだけでだいぶお腹いっぱいになれるくらいには満足度が高かったです。
メインヒロイン勢は対主人公だけでも最低7枠はありそう。(全員埋めきれてないのでぶれはあるかも)各ヒロインごとに「らしい」範囲で、エロシーンの内容にバリエーションを出してくれたのが飽きにくくて良かったです。
同じ構図でも細かい体勢の変化(のけぞり/ポーズ変化)があるのが嬉しい。”びくんっ”としてるときの身体のぶれや動かしてるときのスピード線がとてもえっちだったので、色んなエロゲで取り入れてほしい。
あと「アへ顔」や衝撃に目を見開いた顔が大好きなので、凌辱エロ以外でもそういうのがいっぱい見られたのも最高でした。
シナリオ中のCGも美麗。戦闘があるゲームは「ドンパチやる相手(他勢力の男衆)」も力を入れて格好良く描いて欲しい勢なので、男キャラのみのCG(バトル系)も見ごたえがあったのが嬉しかったです。背景・ロボ系のCGも、一枚絵としての完成度が非常に高い。
今まで眼鏡っ娘は別段好きでも嫌いでもなかったのですが、この絵師さんの描く眼鏡っ娘はなぜかやたら可愛く感じました。
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*これは可愛がっていた眼鏡っ娘(可愛いから見て、というだけの画像)。モブ、そこそこの確率で身内に性的暴力を受けていて心配になります。亜総義に抑圧されたストレスがそうさせるのかもしれない。俺、やっぱ亜総義許せねぇよ…。(雑な敵意)
☆ゲーム性
*ヒトカリ
シナリオと共存できるくらいの難しさ&ゲーム部分の所要時間。長すぎてもそれまでの話の印象やそこまでの盛り上がりが薄れそうなので、個人的にはこのくらいの難易度でちょうど良かったです。 ゲーム下手でも詰まったらレベルを上げたり、回復アイテムをこまめに補充しておけば攻略なしでも無理なく200日以内にクリアできるくらいの難易度でした。自分はシステムそのものよりも、戦闘アニメやら戦闘ボイスが楽しかったです。
レベリングにまあまあの日数を割いたので、150日と100日は(自分は)攻略を見ないと無理な気がしています。
同じシステムをずっと遊ぶことにはなるので、「ゲームがしたいからシナリオは飛ばす」人や、「二周目だからシナリオは飛ばす」場合は途中でだれるかもしれません。自分的にも、細かいイベントやエピローグ差分のためにもう一回やるには気合を入れなおす時間が欲しい感じ。あとエロシーン以外の個別イベントも回想から見たかった。
体験版でシステム自体を「楽しい!」と思えればけっこう楽しめると思うので、気になった方は何周かしてみるといいかもしれません。
*ハルウリ
とにかくメンタル管理とピル効果に気をつけていれば、多分そんなに難しくないはず。グラが気に入ったジンザイを稼ぎ頭にするのがけっこう楽しい。見覚えのある顔がコキャクとして出現したときはちょっと笑ってしまいました。
ジンザイのプロフィール(ランダム?)とコキャク勢の説明文が面白いので、それを読むために色々捕まえたりたくさんハルウったりしたくなります。
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*これはどっかで見たことある人が来店したときの画像。ミスさんは着やせするタイプらしい(ショップ内tipsより)。
性癖が細かい。
有利属性(メンタルプラス)を重ね付けすればメンタルプラスアイテムを使わなくてもそんなにメンタルが値下がらなくなるので、属性を上手くつけるためにちょいちょいリロードしました。 見てて楽しいのはヒトカリ、無限に遊べそうなのはハルウリ(個人の感想)。
まだやってないけど好きな画像入れてジンザイやコキャクを自分で作成できるらしいです。人によってはめちゃくちゃ興奮できると思います。
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*クリア当日のセーブデータを引っ張り出して撮影した、最終ジンザイ勢。左五人がメインで稼がせてた子、右から三番目はもう一人育てようとしたけど育て切る前にクリアした結果属性つけきれてない子。 グラのバリエーションがわりとあるのに、メンタル管理の都合で属性が被りがちになってしまうのがなんとなく惜しい。
「一人ルックスDを入れておくと迷惑客が避けられる」と体験版の感想で見たのでそうしていました。
☆総評
自分はヒロインが刺さったかどうかで最終的な満足度がけっこう変わるので(エロの実用度的にも)、メインのメディコ&菊千代・サブのミスさんと性癖に刺さる女性キャラが多くて嬉しかったです。
地味巨乳眼鏡隠れドスケベメディコ(案外度胸がある)良い。黒髪ロングツンデレサムライガール(ほどほどちょろい)菊千代良い。菊千代の恋愛描写が比較的しっかりしていたのも有難かったです。
ミスさんと主人公のエロシーン前後のやりとりが好き+フラグ立ってそうなシーンがちょいちょいあっただけに、ミスさんとエピローグ迎えられそうにないのが非常に寂しい。クマとのHシーン以降、トラタローの性癖暴露にわかりみを感じていました。
追記:wiki見たらミスさんエンドもあるらしいです(隠しエンド的?)
あと某ナイフお嬢さんとももう少し話しがしたかった。サブだからこそ魅力的だったのだろうとも思うのですが、好きなキャラだけにもっとえっちなことがしたかったですね。