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「何処へ行くの、あの日【お返しディスク】」の感想/輝く明日を、もう少しだけ

f:id:numgame1:20211031121418p:plain 記事内画像は全て(C)MOONSTONE
※画像は同梱のミニゲーム『どこへおくの、あの日』より

MOONSTONEより発売された”Serious Lyrical Fantasy ADV”『何処へ行くの、あの日【お返しディスク】』の感想記事です。

*『何処へ行くの、あの日』本編の感想はこちら

numgame1.hatenablog.com

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【お返しディスク】はPK版発売当時の購入者向けに期間限定で配布されていたミニFDのようなもので、今現在はDL版に同梱して販売されています。
内容としては「トゥルー後のミニシナリオ」と「ミニゲーム」に、販促画像やシステムボイスが付いた感じ。

全体で一時間弱くらいのあっさりしたものではあるのですが、本編が好きで好きで仕方がなかった人間としては彼らがただワイワイしているだけでも感極まるものがありました。


■それぞれのざっくりした感想
【トゥルー後のミニシナリオ】

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島くんとバレンタインチョコの数を競う感じのゆるい話。わりとラブコメ
あちこちにチョコをねだって回る(本編より若干自由な)恭介が楽しくて好きでした。

めちゃくちゃ可愛い絵麻の新規CGがあるので、絵麻推しの方は必見。
まだ誰ルートでもないけれど想像次第で”誰ルートにでも”成り得そうな、絶妙な塩梅が良かったです。

※本編のネタバレになりそうな感想は後述

【どこへおくの、あの日(ミニゲーム)】

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オセロ。
付属の小話は「兄を迎えに行く絵麻に他ヒロインが次々立ち塞がってくる」というもの。

本編+ミニシナリオに比べて若干はっちゃけている他ヒロインsが醸し出す、シュールなボスラッシュ感が中々好きでした。
よく分からない状況にひたすら困惑しつつも頑張って戦う絵麻が可愛い。

【他】
本編の原画家さん+ゲスト絵師さんによる壁紙集が非常に眼福。縦ロールのあの子や双子の片割れの裸体がさりげなく解禁されていて、 そちらの意味でも見ごたえがありました。
曲の歌詞や当時の特典絵をじっくりと眺められるのもまた嬉しい。アレンジサントラ裏面の(ーωー)顔の絵麻が好きです。


追記から、【本編後のミニシナリオ】の少し突っ込んだ感想。
ぶっちゃけるとそれを語りたいがためにこの記事を作成しました。好きなので。

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☆恭介のこと
本編の平穏なときより数割増しで思考がゆるい。
わりと「普通の年頃の少年」っぽい振る舞いで、この可能性が”本当”になって良かったと改めて安心しました。

重いときの印象が強くて忘れがちですが絵麻ルートでコンビニ弁当を食べていたときも割合おもしろい奴だったので、本来的にはそんな感じなのかもしれない。

満遍なくフラグを立てて満遍なく気がありそうなニクい男。
本編が本編だったので許す。幸せになってくれ。

☆島くんのこと
本編プレイ時、何気にかなり好きなキャラだった島くん。
トゥルーでは姿が見られなかったので、元気そうで何よりでした。
彼と恭介の真面目におちゃらけた会話が好きです。

島くんがぴんぴんしているあたり、この可能性ではマージの被害はそれほど深刻化せずに終わったんでしょうか。(本編ラストでマージの存在は確認されているので出回ってはいたはず?)

各ルートの可能性で毎回彼が目覚めなくなってしまうのが寂しかったので、彼にも平穏な可能性があると分かって嬉しかったです。

桐李ばりにどの可能性でも変わらず恭介の友人で居てくれるめちゃくちゃにいい奴。
発言の面白さと垣間見える孝行息子感が好きでした。
今後も恭介と仲良くしてあげてください。(親か?)

☆桐李のこと
相変わらずナチュラルに一緒に登下校してるようで大変ニヤニヤしました。

ミニゲームでも絵麻に勝利した際に「恭介には私が居なきゃ」と言ってきたり、絶妙に正妻感を醸し出していたのが堪りません。
実際居ないと駄目そうな雰囲気はあったのでさもありなん。やっぱり桐李ですよ(桐李推並感)。

恭介のチョコをねだられた際のぼけた会話はわざとなのか素なのか、相手が桐李なだけに微妙に判断がつきかねます。

☆絵麻のこと
可愛い。
毎年のチョコを「義理」だと言ったり妹がチョコをあげるのは変ではないかと気にしたり、全体的に”お兄ちゃんが好きすぎる(のを隠している)普通の妹”感を醸し出しているのがツボでした。

とはいえそう振舞っているだけでまだどこか恭介に未練がありそうな感じもあり、そのあたりの割りきれなさが”諦めの悪かった”絵麻らしくてとても好きです。

最後のやり取りはトゥルーの絵麻に思うところがある人にこそ見て欲しい。
絵麻は妹だよ派にも妹はヒロインだよ派にも優しい良采配でした。
甘いけどちょっとだけ苦い。チョコの話だけに。

ちゃっかり新規CGを貰っているあたりにメインヒロインの風格を感じます。
絵麻のことは”ヒロイン”ではなくあくまで”妹”として愛している自分も、あのCGには正直ちょっとくらっときました。

絵麻が離れていくことを想像して凹む恭介がちょっと面白い。
恋愛感情はないにしても、彼も正直相当なシスコンですよね。

☆智加子のこと
平和時空でもちゃんとフラグが立っていて嬉しかったです。
薄々思ってはいましたが、大人しいわりに結構ノリが良い。全体的に振り回されているような振り回されに行っているような微妙な感じがあります。可愛い。

ところでトゥルーの智加子はいつ頃からの付き合いなんでしょうか。
トモがいる以上「幼馴染包囲網」の「幼馴染」になっていた可能性もあり、ちょっとそのあたりが気になるところ。

リボンの色から本編通り恭介&智久と同学年のようなので、遅くとも入学時には出会っていたはず?
個人的には、それなりに長い付き合いだと滾ります。

☆一葉のこと
相変わらず”一葉”として扱われている模様。(マージ+恭介との関係の進展がないので、恐らくはまだ思い出していない)

皆もそのあたりに触れていないあたり、疎遠→高校で付き合いが戻るまでの流れはそんなに変わってないんでしょうか。
無事に”双葉”に戻ることがあれば、また”一葉”も入れて幼馴染でワイワイ遊んで欲しいところ。

ミニゲームで「渡さない!」と”本気”の顔をしていたのが好きでした。
一葉のちょっと闇を感じるときの顔がツボです。

千尋のこと
なんかもう桐学の制服を着てそこに居てくれるだけでジンとくる。
ミニシナリオでもミニゲームでも相変わらずおちゃらけていて、けれどその心境は本編よりは若干肩の荷が下りた感じなんじゃないかと思います。

ややオヤジくさい千尋節も健在。
お父さんと離れても元気に暮らしているようで何よりです。

☆まとめ
全体的に、本編の平穏な時のノリをさらに軽くしたような感じ。
本編以外にどんな話が見たいか?と聞かれれば――という内容ドンピシャだったのでかなり楽しかったです。

本当にさくっと終わるくらいの尺ではありましたが、自分的にはロープラ0.5本分くらいの充足感がありました。体験とは時間ではなく密度。(言いつつ、名残惜しく何度か読み倒したのでそれなりに時間をかけてはいます)

惜しむらくは、トゥルー後なのに智久の出番がないことでしょうか。
トゥルーでも台詞がなかったので予想はしていたのですが、彼のこともけっこう気に入っていただけに少し寂しい。
とはいえ出所がなかっただけで、多分元気にはしているでしょう。

我々が見られる彼らの物語はここで終わり、けれど彼らの日常はこれからも続いていく。
短いながらも確かにそのことを示してくれる、優しくて温かい良いFD(?)でした。

これからも『何処へ行くの、あの日』が大好きです。